2018-02-05(Mon)
国境で倒れて運ばれたら・・・
☆ルート☆
フィリピン→ブルネイ→インドネシア→マレーシア→ラオス→ベトナム→カンボジア→タイ→ミャンマー→シンガポール→中国→カザフスタン→キルギス→アラブ首長国連邦(ドバイ)→アゼルバイジャン→ジョージア→アルメニア→ロシア→フィンランド→エストニア→ラトビア→リトアニア→ポーランド→ノルウェー→スウェーデン→デンマーク→ドイツ→オランダ→ドイツ→ベルギー→イギリス→アイルランド→イギリス→スペイン→モロッコ→スペイン→フランス→モナコ公国→フランス→ドイツ→ポルトガル→アメリカ合衆国→メキシコ→ペルー→ボリビア→アルゼンチン→チリ
【Argentine→Chile】
41ヶ国目→42ヶ国目☆アルゼンチン→チリ☆
しばらく居座ってしまったアルゼンチンはサルタ・・・むしろ牛肉とワインに別れを告げ、次なる目的地はチリの「カラマ」。
題名の通りなんですが・・・
実はこの道中、ちょっと動けないレベルじゃなく、本気で倒れました。
まずは順を追ってサルタ出発から・・・
ホテルにタクシーを頼んで移動・・・58ペソ(366円)・・・50かからないとホテルで聞いていたのにー・・・市内を走る赤タクシーを拾って交渉したほうが安かったかも・・・
ホテルが呼んだタクシーは超綺麗なFIAT・・・まー赤タクシーもFIATだけど。
ボロボロのFIATか綺麗なFIATの違いでございまするよ・・・

朝6:20頃バスターミナルに到着・・・結構人がいた。
このバスで約13時間のバス移動。
荷物預け代10ペソ。

中。座席がっつり倒せるし、足元広いし、冷房完備で快適バス。
思い返すと、
このバスじゃなかったらどうなっていたか自分でも恐ろしい・・・

朝ごはん・・・この時点では余裕で暇なので朝食解析。

ふむふむ・・・紅茶でも飲むか。

スタンバイしてお湯を待っていたら、まさかのコーヒーを配られた。
・・・コーヒーが良かった・・・開けちゃったじゃないか・・・
この後お湯をいただきおとなしく紅茶を啜りました。

さよならサルタ。
最後はロープウェイに乗って見られる景色をバスから見てお別れ。
バスはぐんぐん山道を進む。
アルゼンチン⇔チリは、アンデス山脈が連なっているからね。

アンデス山脈。
遠くに見える白い何かは塩湖。

アンデス山脈。
遠くの山に雪。夏とはいえ・・・
ちなみに、最高峰はアルゼンチンのメンドーサ(チリの首都サンティアゴの東)にある、アコンカグア(6960m・一説には7021m)。
当初超える予定だったが、あまりのバス代の高さに撃沈し諦めた山辺り。

アンデス山脈。
似たような景色は色々な場所で見てきたけれど、微妙に違うのが面白い南米。

こんな感じの山越え。

遠くに塩湖が見えてきた。
この辺りは全然余裕でシャッターを切る。

塩湖の真ん中を突っ走る。

塩湖の終点・・・
感想:溶けかけのメチャクチャ汚い雪みたい。

そして草原が続く。
中々爽快・・・この時点ではまだ。
余裕で前日いただいたエルパナダ食べちゃうヽ(´∀`)ノ
ついでにプラムも食べちゃう。
途中、一度お手洗いに。
お手洗いも綺麗で良い感じ・・・が。
ドアを閉めた途端、止まらなくなる咳。
まだ風邪治ってないしなー、と呑気に思うが、明らかに異常。
何せ食道が、気管支が、尋常じゃない位痛く熱くなってきた。
原因は恐らく謎の粉。
何の粉か分からないけれど、大量の白い粉が中に捨ててあった。
息を止めても時遅く、とにかく外に出て必死に呼吸。
だけど後に倒れた原因の1つであったのかは不明。

13:00頃、国境到着。
ここで車内で2時間待たされる。
この時点で少し気持ち悪くなっていて、少し寝た。

国境はこんな感じで何もないところ。
まず、アルゼンチン出国スタンプを貰う。
これは余裕。
回転も速くすぐに終わった。
次に、チリへの入国。
炎天下の中、長蛇の列に並ぶ。
うーーーん・・・熱射病になりそう・・・なんてボーとした頭で思う。
うーーーん・・・頭痛い・・・
うーーーん・・・
なんてボーとしている間に、後ろに並んでいた人が横入りしてきて一瞬現実に戻る。
我ながら器量の狭い・・・(T_T)
建物の中に入って日陰になったけど、立っていられなくなって・・・
気付いたら車椅子で運ばれていた。
連れていかれた部屋で酸素を吸わされる。
高山病とみなされたんだとぼんやりとした頭で思う。
高地にいる間はかからなかったのに、ここでまさかの高山病?
頭痛が少し緩和されたから、酸素不足が原因の1つではあったと思うけれど、覚えのある症状。
たぶん高山病じゃない・・・
何故なら私は日本にいたときにも救急車常連とまでは行かなくても2~3年に1回は倒れて病院に運ばれちゃう超迷惑女。
しかも医療従事者のくせに入院拒否するし・・・むしろ医療従事者であることを逆手に入院拒否してるんだけど。
我ながら本当最低(T_T)
けどもちろんそんなこと説明する気力もないし、スペイン語さっぱりだし。
そうこうしている内に、酸素は100%になったので車椅子で入国所へ。
けど高山病ではないので非常に申し訳ないことに歩くのは無理。
そしていつのまにか手元からなくなっていたパスポートが戻され・・・
知らない人が私の代わりにチリへの入国をしてくれていました。
入国スタンプ押してくれてた・・・そしてチェックのため、私の荷物も持ってきてくれて、一緒に手伝ってくれた。
たぶん係の人だけど・・・
残念ながらオレンジだけ取り上げられたけど正直どーでも良い。
その人がバスまで私の荷物を運んでくれ、私のことも連れて行ってくれた。
バスに座るともう1㎜も動けない・・・
周りの人が声掛けてくれて、コカの葉を口に入れてくれた。
実はその味と香りに嘔気が悪化したけれど、有難くて申し訳なくて、しばらく口の中に入れていた。
程無くして、バス発進。
この先が地獄だった。
朦朧とする頭で、とにかく各症状に対する薬をなんとか少しの水で飲んで、戻しそうになるのを必死に堪えた。
血圧も低下していたし、たぶん脱水もあると思ったけど、100%戻すと思ったからとにかく少しでも嘔気が緩和されるのをひたすら待った。
眠れたのか気を失っていたのか、朦朧とした状態が続いていたけれど、2時間位経つとようやく少し動けるように。
気付いたらアタカマにいた。

入国後すぐに配られ私の横で一緒に横たわっていた食料と・・・

アタカマ到着と同時に配られた食料。
もちろん何も口できないけれど・・・

アタカマ。
アタカマは世界で最も乾燥している砂漠の1つ。
ここで下車する人がたくさんいて、周りの人達にお礼を言った。
皆降りた後、運転手さんがわざわざ私の所まで来て、どこで降りるのか聞いてくれた。
英語じゃなくてスペイン語なんだけれど、何故か聞かれていることは感覚で分かった。

アタカマの街。
お手洗い粉事件から先、水分摂取を控えていたんだけれど、脱水もあると確信していたので、オレンジジュースをちびちび飲む。

アタカマ砂漠・・・かな?たぶん。

岩と砂しかない場所。

不思議な造形。

こんな景色がアタカマ~カラマまで続いた。

風力発電所。
19:45頃、カラマ到着。
この時点では大分回復していたのと、チリペソを持っていなかったのでタクシーは使えず、徒歩。
宿の場所は結構近くだったけど、途中人に道を尋ねたら、その人達が荷物を持ってくれて宿まで連れて行ってくれた。
オマケにその後両替に行くと、お店は既に閉まっていて、だけれど通りがかりの家族がレート両替屋より良いレートで100ドルをチリペソに変えてくれた。
移動時間は約13時間、内、国境で3時間。
バスは快適バスだったけれど、体感旅の中でもワースト3に入る、長い長い道のりだった。
こうして、チリ入国を無事?果たすことが出来ました。
もしかすると今回がこの旅で一番たくさんの人達に助けられたかもしれません。
日本に来て困っている外国人がいたら、絶対絶対自分から声を掛けようと、改めて強く思いました。
では!
今日はここまで。
読んでいただきありがとうございましたっ
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【Argentine→Chile】
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しばらく居座ってしまったアルゼンチンはサルタ・・・むしろ牛肉とワインに別れを告げ、次なる目的地はチリの「カラマ」。
題名の通りなんですが・・・
実はこの道中、ちょっと動けないレベルじゃなく、本気で倒れました。
まずは順を追ってサルタ出発から・・・
ホテルにタクシーを頼んで移動・・・58ペソ(366円)・・・50かからないとホテルで聞いていたのにー・・・市内を走る赤タクシーを拾って交渉したほうが安かったかも・・・
ホテルが呼んだタクシーは超綺麗なFIAT・・・まー赤タクシーもFIATだけど。
ボロボロのFIATか綺麗なFIATの違いでございまするよ・・・

朝6:20頃バスターミナルに到着・・・結構人がいた。
このバスで約13時間のバス移動。
荷物預け代10ペソ。

中。座席がっつり倒せるし、足元広いし、冷房完備で快適バス。
思い返すと、
このバスじゃなかったらどうなっていたか自分でも恐ろしい・・・

朝ごはん・・・この時点では余裕で暇なので朝食解析。

ふむふむ・・・紅茶でも飲むか。

スタンバイしてお湯を待っていたら、まさかのコーヒーを配られた。
・・・コーヒーが良かった・・・開けちゃったじゃないか・・・
この後お湯をいただきおとなしく紅茶を啜りました。

さよならサルタ。
最後はロープウェイに乗って見られる景色をバスから見てお別れ。
バスはぐんぐん山道を進む。
アルゼンチン⇔チリは、アンデス山脈が連なっているからね。

アンデス山脈。
遠くに見える白い何かは塩湖。

アンデス山脈。
遠くの山に雪。夏とはいえ・・・
ちなみに、最高峰はアルゼンチンのメンドーサ(チリの首都サンティアゴの東)にある、アコンカグア(6960m・一説には7021m)。
当初超える予定だったが、あまりのバス代の高さに撃沈し諦めた山辺り。

アンデス山脈。
似たような景色は色々な場所で見てきたけれど、微妙に違うのが面白い南米。

こんな感じの山越え。

遠くに塩湖が見えてきた。
この辺りは全然余裕でシャッターを切る。

塩湖の真ん中を突っ走る。

塩湖の終点・・・
感想:溶けかけのメチャクチャ汚い雪みたい。

そして草原が続く。
中々爽快・・・この時点ではまだ。
余裕で前日いただいたエルパナダ食べちゃうヽ(´∀`)ノ
ついでにプラムも食べちゃう。
途中、一度お手洗いに。
お手洗いも綺麗で良い感じ・・・が。
ドアを閉めた途端、止まらなくなる咳。
まだ風邪治ってないしなー、と呑気に思うが、明らかに異常。
何せ食道が、気管支が、尋常じゃない位痛く熱くなってきた。
原因は恐らく謎の粉。
何の粉か分からないけれど、大量の白い粉が中に捨ててあった。
息を止めても時遅く、とにかく外に出て必死に呼吸。
だけど後に倒れた原因の1つであったのかは不明。

13:00頃、国境到着。
ここで車内で2時間待たされる。
この時点で少し気持ち悪くなっていて、少し寝た。

国境はこんな感じで何もないところ。
まず、アルゼンチン出国スタンプを貰う。
これは余裕。
回転も速くすぐに終わった。
次に、チリへの入国。
炎天下の中、長蛇の列に並ぶ。
うーーーん・・・熱射病になりそう・・・なんてボーとした頭で思う。
うーーーん・・・頭痛い・・・
うーーーん・・・
なんてボーとしている間に、後ろに並んでいた人が横入りしてきて一瞬現実に戻る。
我ながら器量の狭い・・・(T_T)
建物の中に入って日陰になったけど、立っていられなくなって・・・
気付いたら車椅子で運ばれていた。
連れていかれた部屋で酸素を吸わされる。
高山病とみなされたんだとぼんやりとした頭で思う。
高地にいる間はかからなかったのに、ここでまさかの高山病?
頭痛が少し緩和されたから、酸素不足が原因の1つではあったと思うけれど、覚えのある症状。
たぶん高山病じゃない・・・
何故なら私は日本にいたときにも救急車常連とまでは行かなくても2~3年に1回は倒れて病院に運ばれちゃう超迷惑女。
しかも医療従事者のくせに入院拒否するし・・・むしろ医療従事者であることを逆手に入院拒否してるんだけど。
我ながら本当最低(T_T)
けどもちろんそんなこと説明する気力もないし、スペイン語さっぱりだし。
そうこうしている内に、酸素は100%になったので車椅子で入国所へ。
けど高山病ではないので非常に申し訳ないことに歩くのは無理。
そしていつのまにか手元からなくなっていたパスポートが戻され・・・
知らない人が私の代わりにチリへの入国をしてくれていました。
入国スタンプ押してくれてた・・・そしてチェックのため、私の荷物も持ってきてくれて、一緒に手伝ってくれた。
たぶん係の人だけど・・・
残念ながらオレンジだけ取り上げられたけど正直どーでも良い。
その人がバスまで私の荷物を運んでくれ、私のことも連れて行ってくれた。
バスに座るともう1㎜も動けない・・・
周りの人が声掛けてくれて、コカの葉を口に入れてくれた。
実はその味と香りに嘔気が悪化したけれど、有難くて申し訳なくて、しばらく口の中に入れていた。
程無くして、バス発進。
この先が地獄だった。
朦朧とする頭で、とにかく各症状に対する薬をなんとか少しの水で飲んで、戻しそうになるのを必死に堪えた。
血圧も低下していたし、たぶん脱水もあると思ったけど、100%戻すと思ったからとにかく少しでも嘔気が緩和されるのをひたすら待った。
眠れたのか気を失っていたのか、朦朧とした状態が続いていたけれど、2時間位経つとようやく少し動けるように。
気付いたらアタカマにいた。

入国後すぐに配られ私の横で一緒に横たわっていた食料と・・・

アタカマ到着と同時に配られた食料。
もちろん何も口できないけれど・・・

アタカマ。
アタカマは世界で最も乾燥している砂漠の1つ。
ここで下車する人がたくさんいて、周りの人達にお礼を言った。
皆降りた後、運転手さんがわざわざ私の所まで来て、どこで降りるのか聞いてくれた。
英語じゃなくてスペイン語なんだけれど、何故か聞かれていることは感覚で分かった。

アタカマの街。
お手洗い粉事件から先、水分摂取を控えていたんだけれど、脱水もあると確信していたので、オレンジジュースをちびちび飲む。

アタカマ砂漠・・・かな?たぶん。

岩と砂しかない場所。

不思議な造形。

こんな景色がアタカマ~カラマまで続いた。

風力発電所。
19:45頃、カラマ到着。
この時点では大分回復していたのと、チリペソを持っていなかったのでタクシーは使えず、徒歩。
宿の場所は結構近くだったけど、途中人に道を尋ねたら、その人達が荷物を持ってくれて宿まで連れて行ってくれた。
オマケにその後両替に行くと、お店は既に閉まっていて、だけれど通りがかりの家族がレート両替屋より良いレートで100ドルをチリペソに変えてくれた。
移動時間は約13時間、内、国境で3時間。
バスは快適バスだったけれど、体感旅の中でもワースト3に入る、長い長い道のりだった。
こうして、チリ入国を無事?果たすことが出来ました。
もしかすると今回がこの旅で一番たくさんの人達に助けられたかもしれません。
日本に来て困っている外国人がいたら、絶対絶対自分から声を掛けようと、改めて強く思いました。
では!
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